嗅覚測定法の精度管理について

サービス業等の複合臭気への苦情に対応するため、臭気指数規制への移行する地方自治体が年々増えてきております。嗅覚測定法(臭気指数)は、苦情対応には大変優れた測定方法でありますが、人の嗅覚に基づく測定法であるため、その測定精度の管理が非常に大切となっています。また、昨今の国際的な品質管理の流れの中で、定期的かつ継続的な外部評価の実施は必要不可欠なものとなっています。
そこで、平成14年度より当協会では、嗅覚測定法の統一精度管理としてクロスチェックを実施しています。クロスチェックとは、測定用の標準臭気を配布し、各機関で測定されたデータを集計、解析します。これにより、個別の測定結果と全機関との比較や精度(ばらつき)や真度(確かさ)を評価することができます(ご希望の機関にはクロスチェック参加証を交付いたします)。 なお、測定上の留意点など、今後測定精度を維持・向上するために必要な情報については、技能向上研修会にてご説明します。 さらに、内部精度管理用に既知濃度のプッシュ缶も取り扱っています。
つきましては、臭気測定に従事されている方々にぜひご参加いただき、機関の臭気測定のスキルアップに役立てていただきたく、ご案内申し上げます。

スケジュール概要

7月中旬 精度管理の申込
・クロスチェック及び内部精度管理のご案内
・既知濃度の標準試料で測定精度の確認
10月中旬 クロスチェック用標準試料の測定
・標準試料の発送(未知濃度試料)
・嗅覚測定法(平成7年環境庁告示63号)の実施(n=3)
・クロスチェックの結果報告用紙はこちらからダウンロード願います。
11月下旬 測定結果の送信
・測定結果をにおい協会まで返送
1月下旬 技能向上研修会
クロスチェックの講評や嗅覚測定法の注意点等
(詳細なプログラムは受講票とともに送付します。)

4月上旬  内部精度管理(既知濃度)
7月中旬  内部精度管理(既知濃度)  
1月下旬  外部精度管理(未知濃度) 技能向上研修会

よくある質問

内部精度管理とは?
自社内で既知濃度の試料ガスの臭気指数を測定し、標準臭気指数と比較します。 日常的な精度管理を目的とし、適宜行います。応募は年2回(春・秋)です。
クロスチェック(外部精度管理)とは?
複数機関で未知濃度の試料ガスの臭気指数を測定し、参加機関の全体の測定結果から各機関の測定精度の評価を行います。応募は年1回です。
技能向上研修会とは?
外部精度管理によって得られた測定データをもとに、各機関の測定精度の評価を行います。また測定上の留意点の解説も行います。
統一精度管理事業参加証とは?
外部精度管理に参加した機関に発行する参加証のことで、希望する機関に発行されます。